2012年10月31日水曜日

一日不作 一日不食/私たち・・・・そこに人がいなければなにもない。



「一日不作 一日不食」とは、誰かのためにしてこそ社会は成り立つという意味です。 リーダーのコンセプトがどうしてもやり遂げたい「魂の叫び」であることに通じています。 違いを生み出す違いはここから生じています。自分ができることをせずに自分の希望ばかりを訴えるばかりでは、リーディングカンパニーとの差は開くばかりです。

格言に心を踊らせる人は少なくありません。しかし注意が必要です。自分の価値観を粉砕してしまう場合もあります。大切なのは自分の道を踏み外さないように標識にすることです。つまりいい言葉ではなく、自分の価値観をまとめるものにすることです。スローガンになりそうな言葉を選ぶのではなく、リーダーをめざすならメンターになるために引用するべきなのです。

必要なのは自分の文化、地図を作るための言葉なのです。自分の文化や地図は、関係を作りつながりを育てるもので、責任をともない、責任を引き受けるものです。つまり役職にある者だけでなく、アルバイト・パートタイマーのひとり残らず可能性を引き出し、私たちの関わる世界において最大級の貢献ができるようにするためです。



自分が何をする者かを知り、どこに向かうのかを知り、忘れずにそこに向かう旅をするために必要な文化と地図。それがリーダーシップのルールです。どのような言葉がふさわしいのか、それはここで語るものではなく、組織ごと、チームごとに膝を突き合わせ原理原則から導き出すものです。

それにしても大切なことは、「私」なく、「私たち」として認識されたものでないと、「私たち」の落とし込むものでないと意味はないのです。なぜならどのような物品、サービスを売っていたとしても、結局は人に対するものだからです。そこに人がいなければ何もないのです。つまり人が育てばビジネスは育ちます。ここでいう人とは「私」でも「あなた」でも「あの人」でもなくなく、「私たち」なのです。従業員でも、顧客でもなく、「私たち」なのです。お客様を人として大切にすれば、心のつながりができます。なにかをすれば思いやりが返ってきます。すべては「思いやり」なのです。

レジ係の前に立ち、その人がどのような動機で働き、なにを得ようとしているのか関心がありません。しかし、そのレジ係の人が自分をどのように扱おうとしているのかには、関心があり、そのときほとんどの関心はその一点に向けられます。「真実の瞬間」が起こる瞬間を迎えます。この瞬間にこそ「私たち」は明らかになります。ほとんどの人はこの真実から目をそむけます。

しかし、幸福な成功を望むなら、この真実を発見することがリーダーの役割で、そこに真実の価値観を投げこむことが仕事のはじまりなのなのです。そうすると、弱点を見つけ、成長し、導き、パラダイムシフトが起こせるようになります。そうして自分と組織の幸福な成功の可能性を見つけることができます。目標を達成する旅路を始めることができるようになります。それまでは旅の日程を考えることもできていないのが本当の姿なのです。



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