2013年2月15日金曜日

成長を志向する企業の評価尺度





成長を志向する企業にあって評価尺度は重要です。それは成果主義です。成果主義の導入はうまくいかなかったと思われる方が多いでしょう。自分が知っている会社にも、成果主義を導入して倒産した会社があります。毎日毎日メーカーさんと一緒になって成果主義の会議の挙げ句という笑えない話がありました。


しかし、それでも成果主義なのです。誤解のないように自分は成果プロセス主義と呼んでいます。決定的に違うのは成果が出せるように一貫してフォローする点です。つまり成果を出すのは実質的には管理者なのです。「命令(成果)という名の依存」・・・・無責任な不毛のマネジメントでしかありません。その撲滅について25年間言い続けてきました。成果の出せない相手に成果主義を振りまくのは発令者に責任があります。


あなたの会社では、成果主義導入の有無は別として、評価の基準はどうなっていますか?
結果の多寡、つまり達成率ではなく、「予め計画した目標に到達したか、あるいは、しなかったかで評価していますか?

「達成率」という概念は、結果主義に属するものです。結果主義とは出来高主義です。つまり「出来ただけでOK」「結果オーライ」の世界です。最初から「成長できたらいいな」という願望の企業です。成長を志向しているのと、願望しているのは全く違うことです。

成果主義は給与の在り方と密接に絡んでいましたが、では一般に多いパターンはどうでしょう?ほとんどが評価尺度は結果主義です。言い換えれば出来高主義です。
成長を志向する会社のモットーである計画主義と相反するものです

計画主義は、成果主義の基礎をなすもので、目標に対して具体的な達成手順を詳細にし、達成可能と判断できたときに発令されるものです。つまり計画ができた段階で90%は結果が読めている状態です。残る10%がマネジメント&コントロールのコントロールなのです。

つまり目標達成率80%というような事態があり得ないのであって、あったら正しく判断できなかった発令者の責任なのです。もしこのような事態が相次いで起こったとしたら、多店舗展開は不可能になります。予測できないのに、出店計画ができないからです。だから計画主義は成長を志向する会社のモットーなのです。





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