2014年8月21日木曜日

【会社を潰さない社長の仕事】それでも起こったトラブルは楽しむこと。



それでも起こったトラブルは楽しむこと。

準備をしても、しても、時には思わぬことが起こりトラブルは発生します。
スティーブ・ジョブズは「アイデアを出せば9割は完成したと考える。そして考えを伝えさえすれば社員が具現化してくれると思いこむ。しかしすごいアイデアから優れたものを生み出すには大変な積み重ねが必要だ。アイデアは変容し成長する。細部を詰める段階で多くを学ぶし妥協も必要になる。不可能なことが次々と出て来る。5000のことを一度に考えることになる。大量のコンセプトを試行錯誤しながら組み替え新たな方法で望みのものを生み出す。そして未知の発見、問題が起こるたびに全体を組み直す。そのプロセスがマジックを引き起こす」http://youtu.be/vkSCLvIaCcI

このように語っています。トラブルはより成長したいと願う者にとって、組織にとって、天の恵みでもあるのです。
起こったトラブルは楽しむことができるか、できないか?
それは成長の明暗を分ける選択なのです。

なぜ大事な場面で避ける、逃げようとするのか
私たちは個人生活でも、職場にあっても、責任を果たすことは、自分の能力を発揮する価値ある行動ですが、そこに至る判断、選択、行動のプロセスは自尊感情の高さに影響を受けています。

自尊感情とは自己肯定感、つまり自分はやれる、あるいはやれるはずだ、やれそうだと自分を信じて、自分を受け入れることができる気持ちです。
結果が問題ではありません。
間違いがあっても、またやり直したらいいと判断して、やり直せる力の基礎になる気持ちです。
やり直しの繰り返しやり直せば、徐々に間違いはなくなりやがて達成できるようになるものです。自分を信じていると、そういうふうに自然にできます。

ところが自尊感情が低いと自分を信じることができないので、少しやってみて間違うと失敗した、あるいは失敗すると思い込み、関わるより避けようとします。

ですから、自尊感情の高いひとは、自主的に責任を引き受けたいと行動するし、反対に自分の能力を低く見積もっている人にとっては、重圧になり、引き受けようとしません。

その違いは一過性でなく、人生のいろんな場面で、繰り返し起こることから、自尊感情つまり自己肯定感を高める循環を繰り返すひとと自己否定感が高まる循環を繰り返すひとに分かれます。

この違いは放置しておくと、一生続くということが普通に起こります。

重圧を強く感じるひとほど、苦痛も比例して大きくなるので、責任から目をそらし、逃げ出したくなります。
逃げるためのテクニックや口実はいくらでも用意できるし、使うことも可能です。

トリックは手品と同じようなもの。使えば使うほど上手にもなりますが、逃げてはいけない場面で逃げていると、どんどん人間力は退化します。自分にしか分らない挫折感にこだわるのと、周囲のひとの目を気にして、逃げて何の意味があるのかと思いますが、意味はありません。

挫折感なんて感じ方の問題だけで実体があるわけではありません。
自分の判断でしかなく、思えばあるけど、そう思わなければないものです。
周囲のひとの目といってもほとんどが自分にしか関心がないのが普通ですから、所詮、他人事でどうでもいいこと。これも実体のないものです。

それより問題は本人が、実体のないものをもって、ひととひとの間にある境界を越えてしまっているために、自分の感情と他者の感情がひとつになってしまう点です。

企業は人なりと言います。実際その通りであって、人の力で業績も風土も変わりますが、人を支えているのは組織(チーム)です。

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